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「変わり目」こそセルフケアで差をつける

isomura

通常であれば9月はまだ残暑が厳しく、半袖で快適に過ごせる季節ですが、今年は少し様子が違うようです。
都心は9月に入ってから急激に気温が落ち、天気もぐずついている日が多い。
そうなるとまだ準備ができていない体はさぁ大変!
でも大丈夫です。
日ごろから自身の体と向き合い、しっかりとケアをすることで「変わり目」に負けない体を作りましょう。

「変わり目」は自律神経が乱れやすい?!

急激な気温の変化・天候の変化といった季節の「変わり目」。
仕事の内容や部署の移動による「変わり目」。
住む環境や生活スタイルの「変わり目」。

いづれにしても何かが変わるという時、緊張や不安などのネガティブな気持ちに包まれていると、自律神経は乱れやすい状況になります。
もちろん、適度な緊張は仕事に良い影響をもたらすこともありますが、過度な緊張は体調にも影響をもたらします。
冷や汗が止まらなかったり、おなかが空いていないのに何か食べていないと落ち着かない気がしていたり・・・
また、女性は便秘がちに、男性は下痢や軟便になりやすいということも体からのSOSです。
まずは自分の気持ちの変化や体の変化に気づき、受け入れることが重要です。

ほっとできる時間を作りましょう

温かいお茶を飲むと「ホッとするな」と感じたことはありませんか。
お茶の種類にもよりますが、まずは「温かい」という物理的な温度。
緊張するとどうしても体のあちこちに余分な力が入り続け、こわばったような状態に。
精神的な緊張だけでなく、PCで作業をすることが多い方は液晶画面という狭い範囲を長時間見ていることで目の可動域が少ないまま1日を過ごしていることも。
こうなると血流も滞りやすく、いわゆる「コリ」につながります。

そこで温かい飲み物や食べ物を摂り入れることで血流を促し、体の流れを整えます。
お茶に含まれる「テアニン」という成分にも注目。
これはお茶、特に玉露や碾茶(抹茶)に多く含まれるアミノ酸の一種で、甘みやうま味のもと。
テアニンには神経伝達物質であるドーパミンやセロトニンの濃度を整える働きもあるといわれており、これによって「ホッとするな」につながるのです。
テアニンは日光に当たるとカテキン(渋味や苦味のある成分)に変化するため、収穫の前には日光を遮るような栽培をされる品種である玉露や碾茶(抹茶)がおすすめです。

毎日、何を飲んだかすら覚えていないほど忙しく過ごしている人はまず、1杯のおいしいお茶を飲むという心の余裕を持つこと、そして「ホッとするな」という時間を大切にすること。
1日5分もあれば十分に叶うことです。
「変わり目」が多いこのご時世、時間の使い方を見直してセルフケアを始めてみませんか。

S H A R E

この記事を書いた人

磯村優貴恵 磯村優貴恵 管理栄養士

大手ダイエット専門エステサロンでの食事指導、飲食店でのキッチンスタッフ、特定保健指導を経て、現在は子供から大人まで家族みんながおいしく食べられて健康になれるよう、レシピ・商品開発や執筆など幅広く活動中。

資格:管理栄養士、フードコーディネーター、薬膳インストラクター、健康食育ジュニアマスター、幼児食アドバイザー、学童食アドバイザー

関わった書籍:子どもの身長がぐんぐん伸びるおいしいレシピ150(主婦の友社)、簡単!おいしい!いわし缶レシピ(河出書房新社)、野菜&くだものパワー! ファイトケミカルできれいにやせるレシピ(宝島社)、ハーバード大学式 最強! 命の野菜スープ(宝島社)

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