お知らせ| 集中環境を整えるサプリ販売開始

見ること

古来の剣の達人の教えに
「遠山の目付け」というものがあります。

遠山の目付けというのは目の前の相手をじっと凝視するのではなく、
遠くの山を眺めるように全体を見渡すように広く見ることです。

真剣勝負というと相手をよく見て集中しなければならないような気がしますが、
それだと気負い過ぎて動きが固くなったり周囲の状況が分からず
身動きの取れない場所へ追い詰められてしまう恐れがあります。

目で物を見る為の機能を大きく分けると
「中心視」と「周辺視」があり、それぞれに特徴があります。
中心視・・・小さな文字など細かいところまでよく見える。
周辺視・・・鮮明ではないが動く物を見分けたり夜空の星など暗い物が見やすい。

遠山の目付けでは集中して物を見る中心視だけでなく
動作や周囲の変化に反応する為の周辺視を活用していることがわかります。

また物をずっと見続けるというのはそれだけで集中力が必要で
強いストレスがかかると共に疲労を溜めやすくなります。

スマホやパソコンの画面などを集中して見続けると
眼精疲労となり目だけでなく全身に不調が広がることがあります。

達人の戦いにも適度なリラックスが重要なのです。

目の使い方にリフォーカスして
生活習慣をアップデートしてみませんか。

集中した見方から広い視野へ
ReFocus

S H A R E

この記事を書いた人

神奈川県在住の忍術家。 幼少より武術を学び、伝統忍術を継承する忍道の師範忍。 カルチャーセンター講師や様々な忍術学習プログラムを企画開発し普及に務める。 相州ノ忍発起人。古武術や密教瞑想、伝統的な忍術を基にした身体調整法などを指導し、自らも滝行、山籠り等様々な修行とその効果を検証する。 忍術指導者として十年以上のキャリアを持ち、その活動は国内に留まらず2014年にはスウェーデンで演武、忍術講習を行うなど近年活躍の場を広げている。 2019年甲賀伴党宗師家川上仁一、三重大学教授山田雄司監修による忍道の師範を拝命。

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